ビリギャル!

2015/05/11 投稿

主演の有村架純の金髪姿に大いに違和感???

も、業界関係者としては非常に気になるこの作品

 

偏差値が38で、学年でビリの女の子が

たった1年で偏差値を40上げて

慶応大学に現役合格してしまう

そんなミラクル感満載なお話です。

 

が、

そんなことは可能なのでしょうか?

 

結論から言います

可能です!

これは話の要所要所を、うまくつないだので

このようなミラクルなお話であるかのように仕上がっていますが

正しく理解するために

いくつか真実を列挙しておきたいと思います(と言っても、直接の関係者ではないので、事実と違うところがあったらゴメんなさい)。

 

・ビリギャルの通っていた高校は、実は名古屋の有名女子中高一貫校である

・偏差値38は特に苦手な国語でのものであり、そもそもその偏差値が『校内模試』でのもの

・合格した慶応の学部は慶応の中でも異端な総合政策学部であり(近年その評価偏差値は下がった)、受験科目も英語と小論文の2科目

 

という事実を並べると、まったく不可能なことではない

と感じられるのではないでしょうか。

 

実際、自分の教え子にも偏差値40代から偏差値60代に上がった、とか

偏差値50代から70代に上がった、とか当然のようにいますし

そもそも、これとほぼ同じ体験をしています(?)。

 

大切なのは

努力をすれば、誰でもできるようになる

というよりはむしろ

出来るようになりたければ、まずは努力(行動)しなければならない

ことだと思います。

 

ここで

『校内偏差値』という用語が出てきましたが

そもそも偏差値について、正しく理解していないといけませんので

しばらくこの『偏差値』についてお話ししたいと思います。

 

 

それにしても

この映画の良いところは

主人公が努力し

それが、少しずつ少しずつ

自分のみならず周りをも変えていくところです

気持ちは伝染します。

ひたすら前向きに(時に挫折もしますが)頑張っている姿を見ると、それだけで涙が出てきてしまったり。。。

 

。。。と

自分も年を取ったのかなぁと感じる今日この頃(苦笑)