主演の有村架純の金髪姿に大いに違和感???
も、業界関係者としては非常に気になるこの作品
偏差値が38で、学年でビリの女の子が
たった1年で偏差値を40上げて
慶応大学に現役合格してしまう
そんなミラクル感満載なお話です。
が、
そんなことは可能なのでしょうか?
結論から言います
可能です!!
これは話の要所要所を、うまくつないだので
このようなミラクルなお話であるかのように仕上がっていますが
正しく理解するために
いくつか真実を列挙しておきたいと思います(と言っても、直接の関係者ではないので、事実と違うところがあったらゴメんなさい)。
・ビリギャルの通っていた高校は、実は名古屋の有名女子中高一貫校である
・偏差値38は特に苦手な国語でのものであり、そもそもその偏差値が『校内模試』でのもの
・合格した慶応の学部は慶応の中でも異端な総合政策学部であり(近年その評価偏差値は下がった)、受験科目も英語と小論文の2科目
という事実を並べると、まったく不可能なことではない
と感じられるのではないでしょうか。
実際、自分の教え子にも偏差値40代から偏差値60代に上がった、とか
偏差値50代から70代に上がった、とか当然のようにいますし
そもそも、これとほぼ同じ体験をしています(?)。
大切なのは
努力をすれば、誰でもできるようになる
というよりはむしろ
出来るようになりたければ、まずは努力(行動)しなければならない
ことだと思います。
ここで
『校内偏差値』という用語が出てきましたが
そもそも偏差値について、正しく理解していないといけませんので
しばらくこの『偏差値』についてお話ししたいと思います。
それにしても
この映画の良いところは
主人公が努力し
それが、少しずつ少しずつ
自分のみならず周りをも変えていくところです
気持ちは伝染します。
ひたすら前向きに(時に挫折もしますが)頑張っている姿を見ると、それだけで涙が出てきてしまったり。。。
。。。と
自分も年を取ったのかなぁと感じる今日この頃(苦笑)