成績は上げられる(成績の取り方④)

2015/04/23 投稿

それでは今回のテーマの最後に

勉強が苦手な生徒でも取ってはいけない成績は?

なんでしょうか。

前回までの流れから分かるとは思いますが、成績の最低は1ではない

というお話です。

 

どの学校でも必ずそうだ、と言い切れるわけではありませんが、基本的には

成績の1-授業に参加ができていない生徒

成績の2-授業の参加が認められない生徒

成績3以上-きちんと授業に参加している生徒

というように分けられます。

 

前回の成績分布表(4/21参照)を見てもわかるとおり、保健体育で2をつけられた生徒がいないことからもわかるでしょう。

この保健体育と他の2がつけられた生徒がいる教科との違いはなんでしょうか。

 

もちろんおわかりだと思いますが、それが『提出物』です。

成績で2がついている生徒に確認すると、ほぼ提出物に不備があります。

中には出している、と言い張る生徒もいますが、よくよく確認していくと『不備』に該当する場合がほとんどです。

 

提出物の不備の例

・提出物を出していない(論外です)

・提出物と認識していない例として、ノート提出があります。ただ出しているだけ

・出してはいるが、遅れて出している(受け取ってもらえたかは無関係です。締め切り後の抽選が無効と同様です)

・出してはいるが、写しているだけ(再提出を求める先生は逆に親切です)

 

特に遅れて提出して、出したつもりの生徒が2を取っている生徒の中には多いです。

入学最初の保護者会で、『提出物さえきちんと出せば2以下はつけない』と公言する学校もあるくらいです。

提出物=授業参加であり、参加さえしていれば、やるべきことはこなしている=3がもらえる、という流れです。

 

県の平均は3年間で95である

 ↓

3ではその平均にも到底届かない(3年間オール3で81)

 ↓

2を取ると、4を取っても平均3であり、その平均には届かない

 ↓

一度2をとってしまうと、5を取らねばならないことになる

 ↓

ほぼ無理である(勉強が苦手の生徒という仮定なので)

 

少し無茶なロジックではあるのですが、これくらいの意識が必要です。

勉強ができる、できないとは関係なく、ここは家庭学習の範疇であり、生活習慣です。

逆に言えば、塾に通う前に、そこは保護者が管理してでも、できるようにしなければならないところではないでしょうか。

もし、お子さんに2がついていたら、まずは基本的なことができているか確認して、万がいちできていないようであれば、できるようになるまで協力してあげて下さい。