最後に英語を
またまたリスニングか
といった感じで、昨年大幅にリスニングが改編されたが、さらに今年も大きく変化が見られた。
何をしたらよいか分からず、動揺した生徒も少なからずいただろう。
それにも増して前期と比べて難易度も高かった。
【1】リスニング-選択
1 絵の違いを先に見て用意できれば万全なのだが、「without ice(氷抜き)」は聞き落としそう。「ice」が聞き取れたと、むしろBを選んでしまいそう。
2 「like to sleep」がそのまま会話中になく、「is always on mine(my bed)」が答えになるので、難しめではあるが、話の流れは掴みやすかったと思われるので、正答率はそこまで落ちないだろう。
3 こちらはむしろ何の放送か掴みにくそうだが、「Programs for studying abroad」と、そのままの解答が流れてくるので、正答率は高くなる
4 これも同様に「I am doing my homework」とそのままの解答がセリフにあるので、間違えなくクリアできるだろう。
5 これは設定が夢のお話なので、若干掴みにくい可能性がある。これまでにないパターンなので対応できたか。単語の対応関係が反意語であることには気づきやすいと思われるが。大問内では2番目くらいに正答率が落ちる可能性はある。
【2】リスニング-単語
これは落ち着いて指示を聞きとれば難易度が高い問題ではないのだが、正答率が相当落ちる可能性が高い。
そもそも単語を書かされるだろう想定で、□に4ケタの数字を入れる、ということにどれだけ気付けたか。
また、アルファベットの聞き取りというのも、むしろ難易度が高いと思われる。むしろメルボルンを書こうとした方が正解に近いだろう。
【3】語順整序
(1)「at the end of~(~の終わり)」が頭にあれば非常に容易なのだが、単純なbe動詞の文章こそ間違えやすい。
(2) 間接疑問文パターン
これだけで正答率が落ちる条件でもあるのだが、「which」は関係代名詞としても使えるので、間違えを誘発する。
(3)「be famous for~(~で有名である)」は受験生がほぼ覚えている熟語なので、関係代名詞問題ではあるが、正答率は高そう。
【3】英作
肯定にせよ、否定にせよ、15文字で書ききって、部分点をしっかり取ることが大切。
内容の正確性よりも、文章としての正確性を心がけることが大切。
【4】中文
(1)情報を整理しにくい問題だったと思う。
①「get free drinks」を見つけられれば「7 days=one week」自体はさほど難易度は高くはないが。。
② こちらは焦りもあるので、こういった散らばった情報から必要なものを取り出すのは難しい。「from Yokohama to Chiba Airport」というのが、「from Aozora to Shiokaze」の特別列車(毎土日運行)の運行区間であることに、そもそも気付けたか。正答率は落ちそう。
(2)①「show much respect to others」とある、該当箇所は見つけられるだろうから、shouldに合わて、say以下を書き取ることは意外にできそう。
②「No one has paid $5 for a small coffee yet.」というのが、一番高い注文の金額設定であることに気付けたか。短い文ながら、そのままの注文が出てこないところに意味の取りにくさがある。
【5】長文
(1)「tooth fairy」を見つけて「leave」するものを探せばよいので、難易度は高くない。
(2) これは新傾向ではあったが、場所も指定されていており、紛らわしい物もなかったので、完答でも正答率はかなり高くなると考えられる。
(3) 比較的近いところに「as strong as the mouse's teeth」と「as straight as trees」とあったので、割と書きやすかったのではないか
(4) 正答の2つが、いずれも本文の文章そのままではなく、逆に単語は本文内にあるものをつないでいるが、文意がおかしいエやオなどの選択肢が散らばらせてあったので、両方正解できた率はかなり低いと思われる。内容一致問題としては難易度は結構高い。
【6】会話
(1) あとに「Oh, it takes about the same time」とあるので、これにあたるものがなければならないので、イの選択肢は容易ではあるのだが、「Not bad.」という入りと「and」のつなぎの要素が絶妙で、前からだけで単純に入ると、「10時間」という負の要素(実際は寝ているのでプラス要素)は選びづらく、エを単純に選んでしまいそう。会話文はしっかり該当箇所の前後の文意まで取らなければならない。
(2) 「For twelve days.」の解答からウは選択できたであろう。これは正答率は一番高い。
(3) この「two hours behind(2時間遅れ)」というのが非常に難しい。7時からの2時間遅れは9時ではなく、5時である。英語以外の要素で正答率が下がる問題。
(4) これも「I'm little tired.」につられて単純にイを選択しそう。あとにくる「how to use it.」に当たるものが、解答に必要になる。(1)ほどでなくとも正答率は落ちる。
意外に周到に組まれた会話文で、内容難易度以上に正答率は下がりそうな問題。
トータル的に、前期や、昨年の後期よりは明らかに難易度は高い。
ギリギリ50点を超えるくらいの平均点になりそう。
できる生徒が意外にポカをやらかしそうなつくりと出し方だったと思う。
後期の5科の平均としては、明らかに前期より下がってくるだろう。
後期で難易度が上がるというのは過去問演習でも経験がなく、そういう意味ではキツい入試だった。
前期よりは明らかに下がりそうで、ここ数年でも低い方に出るだろう。
5年前まではいかないまでも、4年前くらいの印象か。