一学期中間の結果に関しては
これから個表が返ってきて、順位も判明してきますので
揃い次第、集計していきたいと思います。
そこで
話題は『模試』に戻し
今回は『偏差値の見方』です。
『偏差値』はその数字を見るだけで
自分の『母集団』の中での立ち位置が分かります。
それは問題の難易度に関係なく、出来、不出来が掴める、非常に便利なものです。
これは常に『平均点』からの乖離差(どれだけ離れているか)を数値にしているので
50が60になれば、それだけ今回の方ができていることを表します。
これは基本的には同じ主催者の『模試』であれば、年度をまたき、生徒が入れ替わっても、結果にはそう変化がないものなので
過去の数値と比較して受験の指標に使用できます。
高校ごとに合格偏差値として割り振られているのはそういうことです。
言ってみれば、その主催者の『目標偏差値』に到達していなければ、その高校に合格するのは相当難しくなります。
ただ、気をつけなければならないのは
これはあくまで同じ『母集団』の中での傾向になるので
異なる『母集団』の比較を数字だけでみることはできないのです。
つまり
B主催の『母集団』の中で平均的な力を持っている生徒は、その模試では50くらいの偏差値が出ることになりますが
Aという、難関校を目指す生徒が受ける模試では、40程度になることもあるし
Cという、より本番を想定した(塾に通っていない生徒も多く受ける)模試では55くらいに上がったりするのです。
ここに
あの『ビリギャル』の偏差値のからくりがあるのです。