偏差値の見方②

2015/06/02 投稿

『偏差値』に関して理解しておかなければいけないことは何でしょうか。

 

それは

『母集団』がどの位置にあるか理解をしておくこと

になります。

 例えば

『ビリギャル』の話で言えば

主人公は『県下でトップの中高一貫校』の模試で、30代の『偏差値』で学年ビリでした。

 

ところが

これが『母集団』の違いになるのですが

その生徒でも、他の『母集団』では『偏差値』50を超えることもあるのです。

 

話を客観的に見る限りになってしまいますが

『偏差値』40上がった、というのは

この『母集団』が異なっているように感じました。

 

つまり

『一般的』な大学の合格『偏差値』 - 『県下でトップの中高一貫校』内での『偏差値』

なので、その数字が大きく出たのだと思います。

 

ただ、ではこの数字が夢物語なのか。

というと、そうではなく、実際に誰でも可能なことではある(ただし、それを実現するまでにかかる時間は個人差がある)。

ということになります。

これは、自身の体験もあるので、断言できます。

『偏差値』は、適切な方法で、適切な量をこなせば、かならず大きく上がります。

 

この主人公のように、1年間で成し遂げたのは、驚嘆すべきことで

これは称賛に値します。本当に心からすごいと思います。

ちなみに自分は3年かかりました(普通に高校生活期間と同じですね・・・苦笑)。

 

ということで

『偏差値』を見るうえで、大切なことは

自分が受けた模試の『母集団』がどのレベルにあるか把握した上で

その『母集団』の過去のデータにのっとり、進路選択の参考に利用する

ことになります。

違う『母集団』の数字は比べられないし、違う『母集団』の数字で合否予想をしてはダメだよ

ということです。