『偏差値』に関して理解しておかなければいけないことは何でしょうか。
それは
『母集団』がどの位置にあるか理解をしておくこと
になります。
例えば
『ビリギャル』の話で言えば
主人公は『県下でトップの中高一貫校』の模試で、30代の『偏差値』で学年ビリでした。
ところが
これが『母集団』の違いになるのですが
その生徒でも、他の『母集団』では『偏差値』50を超えることもあるのです。
話を客観的に見る限りになってしまいますが
『偏差値』40上がった、というのは
この『母集団』が異なっているように感じました。
つまり
『一般的』な大学の合格『偏差値』 - 『県下でトップの中高一貫校』内での『偏差値』
なので、その数字が大きく出たのだと思います。
ただ、ではこの数字が夢物語なのか。
というと、そうではなく、実際に誰でも可能なことではある(ただし、それを実現するまでにかかる時間は個人差がある)。
ということになります。
これは、自身の体験もあるので、断言できます。
『偏差値』は、適切な方法で、適切な量をこなせば、かならず大きく上がります。
この主人公のように、1年間で成し遂げたのは、驚嘆すべきことで
これは称賛に値します。本当に心からすごいと思います。
ちなみに自分は3年かかりました(普通に高校生活期間と同じですね・・・苦笑)。
ということで
『偏差値』を見るうえで、大切なことは
自分が受けた模試の『母集団』がどのレベルにあるか把握した上で
その『母集団』の過去のデータにのっとり、進路選択の参考に利用する
ことになります。
違う『母集団』の数字は比べられないし、違う『母集団』の数字で合否予想をしてはダメだよ
ということです。