昨日の単語の根本的な覚え方に続いて本日は
『暗記をすべき時間帯』
のお話を
まず、結論から言うと
『暗記の作業は夜に行う』
です。
基本的に人間は物事を忘れる
のが根本です。
記憶は海馬で一時的に保留され、それを大脳に記憶として落とし込みます。
必要なことは残しておき
不必要なことは忘れてしまう。
全てのことを鮮明に覚えたままでいることは不可能です。
これは暗記することにおいてはもどかしいことではありますが
逆に、つらいことを含め、全てを覚えていたら、精神がそれに耐えきれなくなるでしょう。
どんなにつらいことも時間がたてば自然と薄くなる。
つまり、忘れるというのは悪いことばかりではなく、これも長く生きていくには必要な能力だと思います。
この選別の作業が夢
であると言われています。
思えば、学生時代(特に高校時代)は毎回のように徹夜をしていました。
が、実際テストの時は、やったことは覚えているのですが、肝心の内容が出てこない、出てこない(苦笑)
それでも、懲りずに毎回この繰り返し。
やらないのは不安なので、それを打ち消すためにやっていたようなものですね(笑)
そして、大学受験前にはこの夜暗記に切り替えました。
大事な作業がひとつだけあります。それが
『朝いち、昨晩やった単語を全て思い返す』
思い返すだけでよいです。
1日5個覚えたのであれば、次の日の朝に、昨日やった単語の意味と英語を全て言えればよいのです。
これだけなら、ものの1分足らずでできます。
しかも、それが言えたら、ほぼ間違いなくその単語は覚えています(1日5個でも1年で1565個のペースです!!!)。
ただ、これは長期暗記ではありません。
なので、週末に、その週の単語をまとめて確認します。
これが中期暗記です。
これで、いったんは長く記憶の中にとどまるでしょう。
定期試験や、受験的にはこれで十分です。
あとは、この後忘れたことを認識できればよいのです(あ、これ前にやったのに!!、と悔しがる姿勢です)。
長期的に定着させるためには、と言えば、もうこれは何度も何度も繰り返すしかありません。
どんな単純作業でも、いや単純作業であればこそ、それをひたすら繰り返せば
無意識にでもできるようになります。
(母国語に代表される)言語作業はこれに他なりません。
たくさん読むこと、たくさん書くこと、たくさん使うことです。
『単語を効果的に覚えるための時間帯』
①暗記作業は夜寝る前に行いましょう
②朝起きたら、なによりもまず昨日覚えたものを思い返しましょう